森美術館でやっているアイウェイウェイ展に行ってきました
久し振りに、好きなコンテンポラリーアーティストに出会いました。作品が強いメッセージをもっているのですが、そのメッセージが共感できます
This so-called contemporary art is not form but a philosophy of society
中国人ですが、NYCで12年の活動を行っており考え方の根幹は西洋の合理主義。しかし、そのなかに中国のもつ文化や生活のもつ有機性を作品に組み込んでいます
彼は作品を自分自身では作らない場合もあります。その時はコンセプトの設計、作品の設計だけを行い、実際に作るのは職人たちのようです
社会の中にある思想と文化を結びつけること、が彼の役割なのでしょうか
(作品のアウトソースって斬新な発想ですよね。自分もアーティストになれるかも!とか妄想してしまいました)
↑ 設計だけ、という意味では建築家に近いですかね
(ちなみに写真撮影はOKでした)
文化とは新人代謝のように入れ替わっていくものである、文化を壊し新しいモノを作り出すことに対して否定的な考えを持っていないようです。たとえば、古い街並みが壊されて高層ビルに建て替わることとか。なぜならば、それも新たな文化の始まりにしか過ぎないからです。古い町並みもさらにそれ以前の町並みを壊して建てられたものにすぎないからです。
とても中立的なものの見方をするアーティストだと思いました。どちらかというと佐藤可士和のような匂いがします。感情を含めるのではなく、本質を適格に表現する。そんなスタンスに好感を持てました
作品自体も幾何的で実用性を含んでおり、バウハウスをアートにしたような作品だなという印象です
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