Sunday, July 4, 2010

失ったもの

この1週間は猛烈に消耗しました。

変化・進化のスピードの早さはベンチャーにとって最重要事項です。振り返ってみて、この3ヶ月合格点をもらえる変化を遂げてきたと思います。

一方で変化が早いと亀裂も生じます。

大切なものを失いました。失ったのは結果であって、その原因は「感性」を失っていたことじゃないか、と思います。時間と結果に追われていて、どうしても気が回らなかった部分が大きいです。それが行動に現れているのだと思います。

かといって、止まることも出来ません。

「感性」を取り戻しつつも、前を向いてこれまで通りに走る。仕事だけの人間にはなりたくない、一方で世の中に対してユニークな価値を生み出していきたい。

簡単ではないですが、両立したいです。

「愚者は経験に学ぶ」 

失ったものを取り戻せるか、それは分かりません。ただ、少なくとも経験からは学べる人間でありたいです。

Friday, July 2, 2010

第4フェーズ スタート

7月より社内の大きな体制変化がありました。会社としては、第4フェーズに入ります

第1フェーズ「熟考」: 2009年 9月~12月
第2フェーズ「模索」: 2010年 1月~3月
第3フェーズ「始動」: 2010年 4月~6月

メンバーが去り、新しいメンバーが加わり、出資を受け、外部への委託も始まり、会社としてもスタートアップからアーリーステージになりました。

見返すと、この3ヵ月、まさに「光陰矢の如し」です。3ヵ月前にサービスをリリースし、その後大事な仲間が増え、黒字化を達成し、今後の展開が大きく広がりました。凄い勢いで走り続けて、大きな可能性が見えてきました。

一方で、社内の体制づくりがサービスの成長に追いつかず、戸惑いと亀裂も発生しました。

「可能性」を形にするためにも少し開発のスピードを落とし会社としての体を整える期間が次の1ヶ月になりそうです。「1ヶ月」前職での感覚なら「短期間」でした。今のラクスルでは1ヶ月は当時の1プロジェクト分(3ヵ月)にも匹敵するくらい長い長い時間です。プランニングは出来ていますが、1ヶ月後、この会社がどのように化けているのか想像するのは困難です。不安も大きいです。もちろん期待も大きいです。

今の変化で行くと第4フェーズは7月~9月頃です。ちょうど設立1周年。1年前には今の会社の姿を想像することすらできませんでした。世の中にこんなに受け入れられるサービスを生み出せるとも想像できませんでした。次の3ヵ月で、「信頼」を多くのユーザーと印刷会社から得られる会社にしていきます。