Tuesday, November 18, 2008

地頭力を鍛える フェルミ推定

コンサルタントの足腰を鍛えようと基本的な本を読み漁ってみる
コンサルタントに必要な能力を体系的にまとめたよい本があったのでまとめてみた

『地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」』

コンサルタントの土台には論理力と知的好奇心がある。
その上に「(仮説思考)結論から」「(フレーム)全体から」「(抽象化)単純に」の3つのSkillが必要となる。

論理力=ロジカルシンキング
知的好奇心=問題解決への好奇心(知識への好奇心ではない)
というベースをまず鍛えて、

その上で仮説思考、フレームによる分析法、抽象化の訓練をつむべき
フェルミ推定はそれら3つ全てを網羅した有用な訓練方法

体系的だった項目立てをしてあるため、
新米コンサルタントにとってはどの項目を鍛えるかの目標設定をできる意味では有用だろう

以下内容

論理的思考力とは
■仮説思考(結論から考える)
 ►限られた時間で答えを出す「タイムボックス」(とにかく答えを出すことが大事!)
 ►限られた情報の中で作り出す
 ►「落とし所」は、仮説思考の人の言葉
 ►仮説思考で完璧主義を打破できる!
■フレーム思考(全体から考える)
 ►話が長い人は話の全体像と今の話を把握できていない、説明していない
 ►猪突猛進をとめられる!
■抽象化思考(単純に考える)
 ►エレベータートーク、この本が言いたかったことは何?30秒で答えなさい。
■その土台にあるのが「直観力」、「論理力」、「知的好奇心」
 ►知的好奇心
 「自分は好奇心が旺盛だ」と安心している読者に一つ警鐘を鳴らしておきたい。 実は知的好奇心にも大きく分けて二種類ある。問題解決に関する好奇心(Why型)と知識に対する好奇心(What型)である。

論理的思考力の鍛え方
■フェルミ推定を毎日 3回
 ►仮説思考(大きな切り口を仮説的に決める)
 ►フレーム思考(モデル化する)
 ►単純化(枝をざっくり切り落とす)
 ►時間は全て3分
■エレベータートーク
 ►読んだ本を30秒でまとめる(50字)

Monday, November 17, 2008

脳を活性化

脳科学は心理学や成功哲学のベース
茂木健一の本を読んでみた

『脳を活かす勉強法』
『脳を活かす仕事法』

感想

■脳を活性化するポイントはドーパミンにある。ドーパミンを抽出することで、アドレナリンとセロトニンの抽出をコントロールして脳の働きを促進する

■ドーパミンは満足感を得て抽出されるようで、できるだけ小さな成功を積み重ねることが大事らしい。仕事でも小さな目標をたてて、小さな成功を得ることはプラスのサイクルにつながるようだ

■脳の成長を促進するためにはトライ、アンド、エラーを多く積み重ねた方がよいようだ。質の高い仕事を心がけるより、短時間の集中(訓練により会得可能)で質より量を重視した速い仕事を心がけよう

■脳にはキャパシティーがある。記憶には容量を割かず、創造的思考と論理的思考にのみ振り分けよう。記憶は全てメモ、Task化して予定に組み込んでしまおう

■脳は余計な情報が入っていないため朝が一番働く。夜は情報量が増えて、回転が落ちる。朝にクリエイティブな作業をしよう

■睡眠中に情報が脳内で整理されるため、睡眠前に本を読もう


『脳を活かす勉強法』(サマリ)

■ドーパミンが出る状態を作る
 ►成功体験、ほめられることによりドーパミンが出る(行動強化)
  ●基本的に人はほめて育てる
 ►プレッシャーを自分にかける
  ●集中状態に入る(訓練により作り出せる、スイッチをオンにする)
 ►スピードを高める
  ●生産性高める
  ●集中力高める
 ►サブミナル効果
  ●意識と無意識の境界に働きかけること
  ●鏡の前で自分に催眠をかける、など
 ►弱点を克服し、できるようになると脳は喜ぶ
 ►脳が活性化されるときに共通するパターンを見つけて意識的に行う
 ►ミラーニューロン効果
  ●無意識に周りにいる人に自分の行動が影響を受ける(同じ行動をする)
  ●どの環境、コミュニティーに属するかがとても大事になる


『脳を活かす仕事法』(サマリ)

「感覚的学習」と「運動的学習」のサイクルをまわす
 ►感覚的学習:見る、読む、聞く…現代人は極端に発達している
 ►運動的学習:しゃべる、話す、聞く、動く、歩く…関係のないことでも体を動かしながらの学習は効果的
■情報は一切頭にためずに脳を記憶のために使わない、脳はクリエイティブな作業とロジカルな作業にのみ使う
 ►スケジュール帳にすべて書き込む
 ►To Do Listを持ち歩きすべて書き込む
 ►その場で直ぐに処理する
■スピードを重視してOutput化する
 ►完璧主義は学習の回転速度が落ちるため、生産性を落とす
  ●完璧主義は大トロのようなもの、利益率は高いが回転率が低くCFを生まない
 ►最悪なシナリオを口に出すことで結果を受け入れやすくなる、完璧主義を捨てられる
■自分の中での時間的プレッシャーを自分で自分に課す
 ►最初は甘めに見積もり、成功体験を得る
■集中を最大化する
 ►自分のパフォーマンスの高いときの行動を分析して、スイッチをオンにする習慣を作る
 ►速さ、作業量、集中力を上げることを意識する

プロフェッショナルの条件
■クリエイティビティ
■セレンディピティ
 ►「行動すること」「意識すること」「受け入れること」がセレンディピティを掴む準備
■オプティミスティック
 ►生産性、創造性を上げる条件
■ダイナミック(ダイバーシティー)
 ►アウェイでの試合をたくさんすること
 ►様々な世界の人と会う
■イノベイティブ
 ►小さなことでよいから現状を「ちょっとだけ」よくすることをたくさんする
 ►花をオフィスに置く



Monday, November 10, 2008

久々のブログ

一年ぶりにブログを再会してみよう、と思う

最近のブームは
サーフィン、散歩、株、不動産
速読(脳科学、認知心理学、心理経済学、パフォーマンスアップ系ビジネス本)

ホームタウンが段々赤坂から湘南に移動
週2で通ってサーフィン三昧

2年前にストップした株も日経が7000円を割ったのを契機に再開
不動産、リート関連がアツイ!

最近は心理学とその背景にある脳科学に興味が強くなった
人間の構造がよーくわかる
自分の反応の背景とか、こういえば人はこう反応するんだ、とか
株にもビジネスにも恋にも友情にも幅広く応用可能

などなど

ちょっと思考整理のためにもブログは書こう