予約してしまった・・・。
32GB。iPhoneの時は出遅れてしまったのでここぞとばかりに開始時刻の朝10時にさっそくオンライン予約。到着予定の28日が楽しみです。
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Friday, March 12, 2010
フリーよりもミアム
今週のダイヤモンドの特集がFreeでしたが、読んでるうちに再認識したことのメモです
Webの世界では限界費用がゼロ
…だからフリーが可能になる
これってフリーだけじゃななく、実は有料サービスでもスーパーデフレってるのでは!?と最近つくづく感じます。
私はフリーミアムのミアムの方です。ネットの世界にかなりの額を落とす客だと思います
そこで思うのは、ネットの有料情報って、それでも格安のものが多いのでは!?
最近多用しているiStockPhoto。ここで買える写真、10年前なら、一枚数万円は軽くしていたと思います。
それが、よいか悪いかは別としてネットがスーパーデフレーションを起こしてくれたおかげで、一枚数百円で買えるようになりました
(スーパーデフレーションの一方で写真家は世界中の客へ自分の写真を売れるようになってます)
他にもbannersnack.comも自分で作るには数万円するフラッシュと高度な知識が必要ですが、フラッシュを買わなくても数千円で誰でも簡単に作れちゃう!とか。
フリーを超えたプレミアム。特に、ビジネスユースで考えた時には既存(リアル)サービスや自社製作との比較ではここが最もコストパフォーマンスの高いのでは、と思います
Webの世界では限界費用がゼロ
…だからフリーが可能になる
これってフリーだけじゃななく、実は有料サービスでもスーパーデフレってるのでは!?と最近つくづく感じます。
私はフリーミアムのミアムの方です。ネットの世界にかなりの額を落とす客だと思います
そこで思うのは、ネットの有料情報って、それでも格安のものが多いのでは!?
最近多用しているiStockPhoto。ここで買える写真、10年前なら、一枚数万円は軽くしていたと思います。
それが、よいか悪いかは別としてネットがスーパーデフレーションを起こしてくれたおかげで、一枚数百円で買えるようになりました
(スーパーデフレーションの一方で写真家は世界中の客へ自分の写真を売れるようになってます)
他にもbannersnack.comも自分で作るには数万円するフラッシュと高度な知識が必要ですが、フラッシュを買わなくても数千円で誰でも簡単に作れちゃう!とか。
フリーを超えたプレミアム。特に、ビジネスユースで考えた時には既存(リアル)サービスや自社製作との比較ではここが最もコストパフォーマンスの高いのでは、と思います
Wednesday, February 3, 2010
Monday, October 12, 2009
セールスフォースのシステム活用法 クラウドフォース②
クラウド恐るべし
最近サービス開始に向けてシステムを構築しています
大きく4つのシステムが必要でざっっくりと要件定義したうえでSIerの方と話をしたところ、400~600万円程度で、開発開始から3ヵ月後くらいにはテストが行えるだろう、という見積が返ってきました。
同じ内容のものをセールスフォースのアカウントエグゼクティブと話したところ
なんとイニシャルコスト0円、ランニング20万円/年でした。それもキックオフの1週間後、2回目のミーティングまでにはテストページを作ってくれていました
セールスフォースの価値

セールスフォースの強みはDBの自動処理とDBの紐づけ、のようです。インターフェイスや中の構造は自由に、かつボタン一つで設計し、作ることができるようです。
その上で、処理されたデータを見える化(グラフなど)し共有できる。
つまりセールスフォースの価値は以下の2つのようです
①DBの処理、紐漬け
②DBの見えるか、共有
セールスフォースの使い方
多くの企業はセールスフォースを使うときデータの見える化による業務効率向上を目的として導入していると思います。上でいくと②ですね。セールスフォースの売り込み方も「営業支援ツールの導入」ですし。

しかし、スタートアップの場合はこちらよりむしろ①の方が大きな助けになります。
①の活用により、
・簡易のERPの構築
・メインサービスのシステム構築
などをたったの数十万円でできます。これまで導入には数千万円以上の投資が必要になり、中小では持つことができなかった大きなシステムをイニシャルコストをかけずに構築できて、さらにテストを行うにもサーバーもいらなければ大規模な調整も不要になる
まさに夢のサービスです
SVではWebサービス開発のためにアマゾンのEC2/S3がスタートアップの強い味方になっていると聞きます。しかし我々、文系のスタートアップ(?)は高度なシステムを作ることはできません。
できることは新しい「仕組み」を構築することです。そして、仕組みをスケール刷るためにはコンピュータシステムは不可欠です。セールスフォースは、資金力も開発力もないスタートアップがスケールするための大きな助けになるかと思います
ベンチャーの皆様、ぜひ導入を検討してみては?
最近サービス開始に向けてシステムを構築しています
大きく4つのシステムが必要でざっっくりと要件定義したうえでSIerの方と話をしたところ、400~600万円程度で、開発開始から3ヵ月後くらいにはテストが行えるだろう、という見積が返ってきました。
同じ内容のものをセールスフォースのアカウントエグゼクティブと話したところ
なんとイニシャルコスト0円、ランニング20万円/年でした。それもキックオフの1週間後、2回目のミーティングまでにはテストページを作ってくれていました
セールスフォースの価値

セールスフォースの強みはDBの自動処理とDBの紐づけ、のようです。インターフェイスや中の構造は自由に、かつボタン一つで設計し、作ることができるようです。
その上で、処理されたデータを見える化(グラフなど)し共有できる。
つまりセールスフォースの価値は以下の2つのようです
①DBの処理、紐漬け
②DBの見えるか、共有
セールスフォースの使い方
多くの企業はセールスフォースを使うときデータの見える化による業務効率向上を目的として導入していると思います。上でいくと②ですね。セールスフォースの売り込み方も「営業支援ツールの導入」ですし。

しかし、スタートアップの場合はこちらよりむしろ①の方が大きな助けになります。
①の活用により、
・簡易のERPの構築
・メインサービスのシステム構築
などをたったの数十万円でできます。これまで導入には数千万円以上の投資が必要になり、中小では持つことができなかった大きなシステムをイニシャルコストをかけずに構築できて、さらにテストを行うにもサーバーもいらなければ大規模な調整も不要になる
まさに夢のサービスです
SVではWebサービス開発のためにアマゾンのEC2/S3がスタートアップの強い味方になっていると聞きます。しかし我々、文系のスタートアップ(?)は高度なシステムを作ることはできません。
できることは新しい「仕組み」を構築することです。そして、仕組みをスケール刷るためにはコンピュータシステムは不可欠です。セールスフォースは、資金力も開発力もないスタートアップがスケールするための大きな助けになるかと思います
ベンチャーの皆様、ぜひ導入を検討してみては?
Thursday, September 17, 2009
ブログ進化論
9月1日よりしっかりとブログを書き始めたのですが、書き始めて面白いなーと思うことがいくつかありました
最新の解析ツール導入
昨日からアクセス解析ツールをつけてみました。
Site Meter という無料ツールです。海外のBloggerユーザーで使っている人が多く、評判もよかったというど素人な導入基準です
できることが色々ありまして主要な解析機能をあげるとこんな感じです
1.訪問ユーザーのIPアドレス
(Server name, Global IP, Server location, etc)
2.ユーザー別の訪問回数(VPとユニーク)
3.ユーザー別の滞在時間
4.ユーザーがやってきた経路(検索ワードなど)
5.ユーザーが入ってきたページのURLと出て行ったページのURL
6. 1週間、1ヶ月、1年でのPVとユニークユーザーの推移
7.現在の滞在者情報
以前2年間くらいこまめにアメブロでブログを書いていたのですが、その当時あった解析ツールからは創造もできないくらい優れた機能がついています
小さなフィーバー
解析ツールをつけた、その日に書いたエントリーが、クラウドフォースジャパンのエントリーでした。この時偶然が重なって面白いコトがおきました
面白いことその1 検索エンジン
なんと、グーグルで”クラウドフォース”だったり”クラウドフォースジャパン”とググルと1番上に出てくる(今は3番目になっていました)…それも58万件もヒットする中で。
ただよくよく見てみると、”クラウドフォース”というワードが完全一致するサイトは2件しかありませんでした。ただ、その日テレビでも多数取り上げられ話題性は高いワードでした
面白いことその2 ページビュー
その結果、友人にはほとんど知らせていないこのブログのPVが400を超えて、ユニークユーザーでも300人を超えました。おそらく普段のPVはせいぜい4,50がよいところなのではと予想しています
おとずれて頂いた方の大多数がグーグルで「クラウドフォースジャパン」もしくは「クラウドフォース」という検索ワードでエントリーから入ってきていただいています
サーバー名はIBM,HITACHI,PANASONIC,NECなどで、おそらくシステム担当者やイベント出展企業の担当者が業務中に調べてる時(もしくはおさぼりしている時)に見つけたのかと思います
面白いことその3 ニーズ
解析ツールを見て、ブログの即時性ってすごいなーと感心していたのですが、途中で気づいてしまいました。
平均滞在時間 1分弱
8割の方が20秒未満で、2割の方がしっかり文章を読んでいたようです
これは仮説ですが、おそらく多くのビジターはクラウドフォースジャパンのイベント概要だったり、中での様子を知りたかったのではと思います(ビジターの殆どがIBMやHITACHIといった企業だったことからも)
factを欲していたのだと思います
それなのにブログの内容は、経営的視点から解釈です。みなさん、さらーっと流し見して「うん、違う!」と気づいてすぐに出て行ったのだと思います
実際滞在時間の短いビジターの殆どがエントリーから入って同じエントリーから出て行っています。一方滞在時間の長い方(しっかり記事を読んで頂いた方)はエントリーから入ってきて、メインページから出て行っています
以上を踏まえて
ブログって面白いなーとつくづく思いました
グーグルの検索結果の中でもおそらくブログは上位表示されやすいというSEOが上手くできた設計になっているのでしょう。突発的に発生したバズワードであれば、即時性さえあれば上位表示が比較的簡単なようです
ビジターはブログにではなくエントリーに対しての興味(人への興味ではなく、情報への興味)でくる場合も十分にありえる、ということもよく分かりました
別にアルファブロガになりたいわけでわないですが(というか、文才を考えれば不可能ですが)、仮設検証を行いやすく改善がしやすいということで今後少し考えながらブログを書いていこうと思います
プライバシー
ビジター側からすると、とても気持ち悪いですよね。ネット上だからプライバシーを気にせずに動いているのに、まるで知らないところで自分が見られているような気分で
一応断っておきますが、ビジターを個人レベルでは全く判別することはできないです。IPアドレスも下3桁はスクランブルになっていて分かりません
そういうわけでしばらく実験的に書いてみようかと思います
最新の解析ツール導入
昨日からアクセス解析ツールをつけてみました。
Site Meter という無料ツールです。海外のBloggerユーザーで使っている人が多く、評判もよかったというど素人な導入基準です
できることが色々ありまして主要な解析機能をあげるとこんな感じです
1.訪問ユーザーのIPアドレス
(Server name, Global IP, Server location, etc)
2.ユーザー別の訪問回数(VPとユニーク)
3.ユーザー別の滞在時間
4.ユーザーがやってきた経路(検索ワードなど)
5.ユーザーが入ってきたページのURLと出て行ったページのURL
6. 1週間、1ヶ月、1年でのPVとユニークユーザーの推移
7.現在の滞在者情報
以前2年間くらいこまめにアメブロでブログを書いていたのですが、その当時あった解析ツールからは創造もできないくらい優れた機能がついています
小さなフィーバー
解析ツールをつけた、その日に書いたエントリーが、クラウドフォースジャパンのエントリーでした。この時偶然が重なって面白いコトがおきました
面白いことその1 検索エンジン
なんと、グーグルで”クラウドフォース”だったり”クラウドフォースジャパン”とググルと1番上に出てくる(今は3番目になっていました)…それも58万件もヒットする中で。
ただよくよく見てみると、”クラウドフォース”というワードが完全一致するサイトは2件しかありませんでした。ただ、その日テレビでも多数取り上げられ話題性は高いワードでした
面白いことその2 ページビュー
その結果、友人にはほとんど知らせていないこのブログのPVが400を超えて、ユニークユーザーでも300人を超えました。おそらく普段のPVはせいぜい4,50がよいところなのではと予想しています
おとずれて頂いた方の大多数がグーグルで「クラウドフォースジャパン」もしくは「クラウドフォース」という検索ワードでエントリーから入ってきていただいています
サーバー名はIBM,HITACHI,PANASONIC,NECなどで、おそらくシステム担当者やイベント出展企業の担当者が業務中に調べてる時(もしくはおさぼりしている時)に見つけたのかと思います
面白いことその3 ニーズ
解析ツールを見て、ブログの即時性ってすごいなーと感心していたのですが、途中で気づいてしまいました。
平均滞在時間 1分弱
8割の方が20秒未満で、2割の方がしっかり文章を読んでいたようです
これは仮説ですが、おそらく多くのビジターはクラウドフォースジャパンのイベント概要だったり、中での様子を知りたかったのではと思います(ビジターの殆どがIBMやHITACHIといった企業だったことからも)
factを欲していたのだと思います
それなのにブログの内容は、経営的視点から解釈です。みなさん、さらーっと流し見して「うん、違う!」と気づいてすぐに出て行ったのだと思います
実際滞在時間の短いビジターの殆どがエントリーから入って同じエントリーから出て行っています。一方滞在時間の長い方(しっかり記事を読んで頂いた方)はエントリーから入ってきて、メインページから出て行っています
以上を踏まえて
ブログって面白いなーとつくづく思いました
グーグルの検索結果の中でもおそらくブログは上位表示されやすいというSEOが上手くできた設計になっているのでしょう。突発的に発生したバズワードであれば、即時性さえあれば上位表示が比較的簡単なようです
ビジターはブログにではなくエントリーに対しての興味(人への興味ではなく、情報への興味)でくる場合も十分にありえる、ということもよく分かりました
別にアルファブロガになりたいわけでわないですが(というか、文才を考えれば不可能ですが)、仮設検証を行いやすく改善がしやすいということで今後少し考えながらブログを書いていこうと思います
プライバシー
ビジター側からすると、とても気持ち悪いですよね。ネット上だからプライバシーを気にせずに動いているのに、まるで知らないところで自分が見られているような気分で
一応断っておきますが、ビジターを個人レベルでは全く判別することはできないです。IPアドレスも下3桁はスクランブルになっていて分かりません
そういうわけでしばらく実験的に書いてみようかと思います
Tuesday, September 15, 2009
クラウドフォース ジャパン
日本最大のクラウド・コンピューティングイベント
クラウドフォースジャパン
に参加してきました

会場には6000人のIT関係者がおしよせ、メディアも多数来ていてお祭り騒ぎでした
セールスフォースジャパンによる企画ですが、西海岸の企業なだけあって、演出が面白い
.jpg)
Salesforce どら焼き
もちろんsalesforce.comは素晴らしいシステムを作ったからこそ大成功を収めているのですが、このイベントを通じて経営面でのsalesforce.comの秀逸さについて感じた3つのポイントをメモします
① コミュニティーマーケティング
13時から18時の間に3セッションあり、8ブースで講演会形式で説明が行われていました。普通、企業の講演会の場合、会社の役員が話をする、とか大学の教授や研究者が来て話しをするとかですよね
今回の講演の半数がセールスフォースユーザーによる講演でした。セールスフォースを利用してどう営業を効率化したか、を小さなネットベンチャーから日通といった数万人規模の会社まで色々な人が話をしていました
セールスフォースのマーケティングの根幹にコミュニティーマーケティング、という考え方があるらしいです。お客様が最も聞きたい情報は他のお客様の評判だ、と
だからセールスフォースのHPには利用企業の情報がびっしりとのっています。確かに営業をうけるより、他の客がよろこんで使っているかどうかの方がユーザーとしては有益な情報です
② インフラ化
セールスフォースの特徴として、ユーザーが開発したシステムを他社に売ることができる、というものがあります。自社向けに数千万~数億円を投資しカスタマイズしたシステムを、他社に販売することで回収することのできる仕組みを作っているようです
昨日のフォーラムでは、みずほ銀行やパナソニックなど大企業から数人規模の会社まで自社開発のアプリケーション販売をおこなっていました
セールスフォースが上手いな、と思ったのはユーザー数が増えてきて、アプリケーションプロバイダーからインフラに脱皮しているところです。iTuneが楽曲配信からiアプリの開発インフラになったように。セールスフォースが提供するインフラ上で、生計を立てる企業が出てきており、いかにその場でもうけるか、をユーザーが考えるようになっています。このおかげで質の高いアプリが自動的に作られる仕組みができています
ある種のクラウドプロバイダーからクラウドソーシングといった考えかたは、Webサービスで大成功を収める上でとても重要になっていくと思います
③ ニーズの汲み取り
売上が4年で5倍以上に急成長し、ついに10億ドルの大台を突破したセールスフォースですが、話を聞いていると特別なことをやってきたわけではないようです。顧客の声を一つ一つひろい、それをシステムにおとして販売するという当たり前のことをきっちりと続けてきたようです
顧客の声を全て汲み取れる仕組みを作り経営企画にまわす、一度問合せがあればその後商談が成立するまでに平均25回は電話してフォローする、問合せ経路別に話す内容を変える、などです
だんだん持論になってきたのですが、Webサービスで最も重要なことは街の工場と同じで顧客ニーズの汲み取り、なのではないでしょうか。同じような仕組みをもったサービスは世の中に無数にあって、成否はちょっとした使い勝手のよさにある、のだと思います。そしてウェブというスケーラブルな仕組みを使っている以上、勝敗がくっきりと(大勝か撤退か)分かれるのではないでしょうか
セールスフォース、素晴らしい会社でした!
関連記事
http://japan.zdnet.com/news/os/story/0,2000056192,20400043,00.htm
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20399921,00.htm
クラウドフォースジャパン
に参加してきました

会場には6000人のIT関係者がおしよせ、メディアも多数来ていてお祭り騒ぎでした
セールスフォースジャパンによる企画ですが、西海岸の企業なだけあって、演出が面白い
.jpg)
Salesforce どら焼き
もちろんsalesforce.comは素晴らしいシステムを作ったからこそ大成功を収めているのですが、このイベントを通じて経営面でのsalesforce.comの秀逸さについて感じた3つのポイントをメモします
① コミュニティーマーケティング
13時から18時の間に3セッションあり、8ブースで講演会形式で説明が行われていました。普通、企業の講演会の場合、会社の役員が話をする、とか大学の教授や研究者が来て話しをするとかですよね
今回の講演の半数がセールスフォースユーザーによる講演でした。セールスフォースを利用してどう営業を効率化したか、を小さなネットベンチャーから日通といった数万人規模の会社まで色々な人が話をしていました
セールスフォースのマーケティングの根幹にコミュニティーマーケティング、という考え方があるらしいです。お客様が最も聞きたい情報は他のお客様の評判だ、と
だからセールスフォースのHPには利用企業の情報がびっしりとのっています。確かに営業をうけるより、他の客がよろこんで使っているかどうかの方がユーザーとしては有益な情報です
② インフラ化
セールスフォースの特徴として、ユーザーが開発したシステムを他社に売ることができる、というものがあります。自社向けに数千万~数億円を投資しカスタマイズしたシステムを、他社に販売することで回収することのできる仕組みを作っているようです
昨日のフォーラムでは、みずほ銀行やパナソニックなど大企業から数人規模の会社まで自社開発のアプリケーション販売をおこなっていました
セールスフォースが上手いな、と思ったのはユーザー数が増えてきて、アプリケーションプロバイダーからインフラに脱皮しているところです。iTuneが楽曲配信からiアプリの開発インフラになったように。セールスフォースが提供するインフラ上で、生計を立てる企業が出てきており、いかにその場でもうけるか、をユーザーが考えるようになっています。このおかげで質の高いアプリが自動的に作られる仕組みができています
ある種のクラウドプロバイダーからクラウドソーシングといった考えかたは、Webサービスで大成功を収める上でとても重要になっていくと思います
③ ニーズの汲み取り
売上が4年で5倍以上に急成長し、ついに10億ドルの大台を突破したセールスフォースですが、話を聞いていると特別なことをやってきたわけではないようです。顧客の声を一つ一つひろい、それをシステムにおとして販売するという当たり前のことをきっちりと続けてきたようです
顧客の声を全て汲み取れる仕組みを作り経営企画にまわす、一度問合せがあればその後商談が成立するまでに平均25回は電話してフォローする、問合せ経路別に話す内容を変える、などです
だんだん持論になってきたのですが、Webサービスで最も重要なことは街の工場と同じで顧客ニーズの汲み取り、なのではないでしょうか。同じような仕組みをもったサービスは世の中に無数にあって、成否はちょっとした使い勝手のよさにある、のだと思います。そしてウェブというスケーラブルな仕組みを使っている以上、勝敗がくっきりと(大勝か撤退か)分かれるのではないでしょうか
セールスフォース、素晴らしい会社でした!
関連記事
http://japan.zdnet.com/news/os/story/0,2000056192,20400043,00.htm
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20399921,00.htm
Wednesday, September 9, 2009
ネットって何だ ②
これまでのネット
ITバブルの時代に生まれた多くのネット企業は個人向けのサービスがメインでした。ライブドア、サイバーエージェント、ミクシー、DeNA、価格コム。もちろんBtoBもやってますが事業の主力はやはりBtoCです
それはビジネスモデルが確立されておらず、広告か課金かだったのでPVを増やすことのみが評価されていたからなのではないでしょうか
これからのネット
これからのネット企業の主力はBtoCからBtoBへ移行していくと思います。し、既にそのトレンドは始まっています。
例えば最近のバズワード”クラウド”
これまで内製化していたエンタプライズコンピューター機能をSaaS(オンライン上での提供)形式に変えることで、Google、Apple、Microsoft、Amazon.comに次ぐ大企業になったSalesforce.com
また巨大なサーバーを利用し、利用状況に応じて超低価格で提供しているAmazon.comのEC2/S3といったサービス
Google appやMicrosoft Azureといった開発のプラットフォームをオンライン上で提供するサービス、
とここ2,3年ネットの世界の中心はBtoBに移ってきています
ITバブルの時代に生まれた多くのネット企業は個人向けのサービスがメインでした。ライブドア、サイバーエージェント、ミクシー、DeNA、価格コム。もちろんBtoBもやってますが事業の主力はやはりBtoCです
それはビジネスモデルが確立されておらず、広告か課金かだったのでPVを増やすことのみが評価されていたからなのではないでしょうか
これからのネット
これからのネット企業の主力はBtoCからBtoBへ移行していくと思います。し、既にそのトレンドは始まっています。
例えば最近のバズワード”クラウド”
これまで内製化していたエンタプライズコンピューター機能をSaaS(オンライン上での提供)形式に変えることで、Google、Apple、Microsoft、Amazon.comに次ぐ大企業になったSalesforce.com
また巨大なサーバーを利用し、利用状況に応じて超低価格で提供しているAmazon.comのEC2/S3といったサービス
Google appやMicrosoft Azureといった開発のプラットフォームをオンライン上で提供するサービス、
とここ2,3年ネットの世界の中心はBtoBに移ってきています
ネットって何だ ①
先日R社で働く友達と飲んでいて意見が一致して盛り上がった話題があります。ネットって何だ、と
仕事で知りたいことを知る、mixiで友達と毎日交流する、アメブロで自分のことを誰かに伝える、モバゲータウンで出会いを見つける。
ネットの本質
色々ありますが、彼も僕もネットの本質は「コミュニケーションコストをゼロにするツール」という意見で一致しました
彼は学生時代からネットビジネスオタク、また自他共に認める日本で一番ベンチャーキャピタルに詳しい学生、という変わり者でした。そして、今はR社でモバイルを使った新規事業を立ち上げています。そんな、完全なる「あちら側の住人」の彼と同じ意見を持っていたということで、少し自信になりました
さて、話を戻すと「コミュニケーションコストをゼロにするツール」とはどういうことでしょうか
例えば
①mixi・・・疎遠になった友人はいつの間にか普段の意識の中から消えてしまう、また一回あっただけの人はまず覚えていない。それが、SNSを使えば最初つながりさえすれば後は自動的に情報がアップされるので、距離やリアルの接触頻度が関係なくなり、結果的にお互い頭の中の友人リストから消えにくくなった
②価格コム・・・これまで足で回れる範囲で価格の比較をしていた(ビックカメラに行って、ヨドバシに行って、ヤマダ電機にいって)のが、一瞬で全国の電気屋さんで一番安いお店が分かるようになった。結果的に消費者は常に合理的な買い物ができるようになった
➂ライフネット・・・これまで営業マンが担ってきた保険の説明と入会勧誘を、オンライン上で申し込みができる仕組み変えた。結果的に営業マンのコストがなくなり、生命保険の価格が1/3程度になった
これらは全てこれまでコミュニケーション(情報を伝えたり、集めたり)にコスト(時間やお金)がかかっていたコトを、ネットを使ってそのコストをゼロにしたことで利用者の利便性を急激に高めたのだと思います
仕事で知りたいことを知る、mixiで友達と毎日交流する、アメブロで自分のことを誰かに伝える、モバゲータウンで出会いを見つける。
ネットの本質
色々ありますが、彼も僕もネットの本質は「コミュニケーションコストをゼロにするツール」という意見で一致しました
彼は学生時代からネットビジネスオタク、また自他共に認める日本で一番ベンチャーキャピタルに詳しい学生、という変わり者でした。そして、今はR社でモバイルを使った新規事業を立ち上げています。そんな、完全なる「あちら側の住人」の彼と同じ意見を持っていたということで、少し自信になりました
さて、話を戻すと「コミュニケーションコストをゼロにするツール」とはどういうことでしょうか
例えば
①mixi・・・疎遠になった友人はいつの間にか普段の意識の中から消えてしまう、また一回あっただけの人はまず覚えていない。それが、SNSを使えば最初つながりさえすれば後は自動的に情報がアップされるので、距離やリアルの接触頻度が関係なくなり、結果的にお互い頭の中の友人リストから消えにくくなった
②価格コム・・・これまで足で回れる範囲で価格の比較をしていた(ビックカメラに行って、ヨドバシに行って、ヤマダ電機にいって)のが、一瞬で全国の電気屋さんで一番安いお店が分かるようになった。結果的に消費者は常に合理的な買い物ができるようになった
➂ライフネット・・・これまで営業マンが担ってきた保険の説明と入会勧誘を、オンライン上で申し込みができる仕組み変えた。結果的に営業マンのコストがなくなり、生命保険の価格が1/3程度になった
これらは全てこれまでコミュニケーション(情報を伝えたり、集めたり)にコスト(時間やお金)がかかっていたコトを、ネットを使ってそのコストをゼロにしたことで利用者の利便性を急激に高めたのだと思います
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