Saturday, March 6, 2010

スピード、スピード、スピード

楽天は「成功のコンセプト」という三木谷さんが作ったマントラをみんなが持っているそうです
 
1,常に改善、常に前進
2,Professionalismの徹底
3,仮説→実行→検証→仕組化
4,顧客満足の最大化
5,スピード!!スピード!!スピード!!
 
どれもそうだな、と共感します。
 
特にここ2ヶ月感じてるのが5です。スピード、スピード、スピード。大企業が半年かけてやることを1ヶ月でやりきる、ベンチャーにとって唯一の強みです。  
スピード!スピード!スピード!

実際最近はベンチャーのスピードを感じています。(残念ながら目標とするスピードに全然達してないですが)そして、スピードを上げるには3つのコツがあるな、と感じています。
 
 1つ目は意思決定のスピード
 2つ目は開発のスピード
 3つ目はキャッシュインのスピード
 
実践の中で見えてきたスピードアップの方法論を整理します
 
 
1、意思決定のスピード:意思決定者を一人にする

人の意見を聞くのは重要ですが、その分調整が必要になり意思決定スピードがおちます。失敗した時のリスクを考えて、小さなものであれば素早く決めて、行動(投資)に移す。失敗したらすぐに修正する。考えることに時間をかけすぎない、それよりもやってみることに時間をかけることが重要。百聞は一見に如かず
 
 
2、開発のスピード:自社開発を極力しない
 
考えられるベストではなく、世の中に既に存在している考え方やサービスを自社のサービスに取り入れていくことでスピードアップが図れます。システム開発が強みの会社は自社で開発すべきですが、サービス提供の会社はシステム自体というよりもは、そのシステムを使って出来ることが強みのはずです。自社に世界最高の開発者がいない限りは、誰かがもっと良いもの(かつ作りたいものに非常に近いもの)を作っています。多くの場合彼らは無料か有料かは別として、それらを提供してくれる用意があるはずなので、それは使えます
 
 
3、キャッシュインのスピード:広告に投資する
 
サービスインしたら後はマーケティングです。結局どんないいサービスを作っても人の目に触れなければ売れない、逆に悪いサービスでも人の目にさえ触れれば売れる。もしそれが、世の中に既にある商品であり、市場が存在しているのであれば、躊躇なく広告を打ちシェアを奪っていくこと。これがキャッシュインを早くさせるために一番確実な方法だと、最近気づきました
 

4、そしてやってくる拡大再生産

キャッシュが入ると広告を打ったりや人を雇うことができ、開発や投資の速度が上がり、さらにキャッシュが入る。このサイクルをがいったん回りだせば会社は拡大していきます。
 
 
 
この半年間多くのことを学びました。以前は戦略を考えることが経営と考えていましたが、今思うのはどの戦略をとるかを決定することと、資源(人の時間と資金)をどこに配分するかを決定することが経営だ、と思うようになりました。

日を増すごとに自分がまだまだ経営者として未熟だなぁとつくづく思います。一方で、日を増すごとに経営者とはどうあるべきか、を考えるようになっています

なにはともあれ、今年上半期には拡大再生産のサイクルに入りたいものです

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