六本木ヒルズ40階をワンフロアすべて貸し切って行われている
SFCの研究発表会
ORFに行ってきました。2日連続で。
SFCの研究成果は三田祭に比べてはるかに面白い。というのは、3つの点で
①アウトプットが形になってる、論文じゃない(ウェブサイトだったり、プロダクトだったり、プログラムだったり)
②できたものが実用性に耐えうるもの(マーケットテストを実施してる)
③特にエッジのきいたものが多い(21_21で出展されているプロダクトだったり、natureに載った研究だったり)
驚いたことは、
①iPhon率の高さ、おそらく70%以上
②Twitter率の高さ、会場が専用Twitterとリンクしてあった。
雰囲気はこの前いったウェブ系ベンチャーのカンファレンスに非常に近いものがありました。
ORFの中でいくつかカンファレンスが用意されていてそのうち
”グローバルリーダーは育てることができるのか?”
とうセッションを見てきました
●石倉洋子(一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授)
●和泉法夫(新潟大学脳研究所統合脳機能研究センターデジタル医学分野特任教授/前日本SGI代表取締役社長 CEO/元米国シリコングラフィックス社上席副社長)
●磯部克(テクノサーチ株式会社代表取締役社長(元 日本ガイシ株式会社 副社長))
なかなか豪華です、パネラー
内容も面白かったです。ここで出ていたグローバルリーダーの要件を7つまとめると
1、英語力(言わずもがな、だけども難しい)
2、人間力(教養があるか、帝王学を身に付けているか)
3、実行力(現場感覚がどれだけあるか)
4、継続力(成果が出なくともどれだけ続けれるか)
5、先見性(時代の先をどれだけ見通せるか)
6、体力(国際間の移動、違う人とのディスカッションはかなりすり減るらしい…)
7、適応力(和食がないとムリ!って人はグローバルには活躍できない、と)
と。英語、、、当たり前ですが重要ですよね。ビジネス英語って現場でないとどうしても鍛えられないからなー、難しい。帝王学に至っては…一般人はそんな教育受けてないですよね。
でも、まっとうな話でした。
特に時代に古い固執せず、新しいものを追い求める姿勢が大事って、ある意味ラディカルな意見にはとても背中を押された思いでした。
素敵なカンファレンスでした
以下、自分用のメモ
■石倉洋子さん
・T字型が重要
・最低限の知識がないといけない
・色々な原体験を持っていることが何よりもの強み
-世界にはいろいろな人がいる、いろいろなものがある
-同じ人と同じ場所でやっているよりも世界で人と交わるべき
■和泉法夫さん
・システムの変化…時代は変化する
-システム中心の世界
-PC中心の世界 Web1.0
-ネットワーク中心の世界 Web2.0
-コンテンツ中心の世界 Web3.0
・Googleの本社を俺のものにする、という気概
(mountain viewのHQsはシリコングラフィックの本社だった)
・時代背景をみる眼…その通り
→育ってくるには10年~20年はかかる
→時代を読むことは困難、大事なのは keep running
・楽天が水脈を掘り当てて、他の大手が撤退したのは楽天がベンチャーだったから(CFがとても小さくて済んだ)
・哲学を知っている、持っていることはとても重要
■磯部克さん
リーダーは確固たるグランドデザインを自分の中に持っており、人に魅力的に語らなければいけない
リーダーは自分の人間性によって人を魅了しなければならない
<建学の精神>
①高潔で明朗闊達な人材の育成
②基礎学力の徹底した習得
③健全な身体、強靭な意志の
④学問の楽しさを知る教養豊かな人材
⑤日本の伝統。文化に立脚し、国際社会で活躍できる人材
・自分の考えを持ち、それを的確に表現でき能力
・全ての人に尊敬と非違をもって接する
・自分の行動に規範を持ち、そのことは行使により普遍である