Monday, April 9, 2012

ロゴに込めた想い


ロゴに使われているCMYKで塗られた円の中にはラクスルのイニシャル、Rの文字がデザインされています。

このRは1445年に、グーテンベルグが発明した活版印刷機で、最初に印刷された聖書に用いられた「B42」フォントです。当時はごく一部知識の階層しか書籍を読めませんでしたが、活版印刷の発明以降、書籍が普及したことで知識が大衆化し、ルネサンスにつながりました。活版印刷の発明が人類を大きく前進させました。

グーテンベルグが活版印刷を発明して、世界をよりよくしたように、ラクスルでも印刷の世界でイノベーションを起こし、新しい仕組みを作る事で、世界をよりよくしたい、という想いを込めてこのロゴを作りました。

Sunday, April 8, 2012

めでたい日

桜が満開の週末、先輩の結婚式に参加しました。

おそらく、人生で最も強い影響を受け、最も助けてもらっている先輩です。大学入学以降、投資クラブ、ゼミ、ご近所さん、投資家と形を変えつつ、かれこれ8年以上お世話になっている先輩です。

Sow Experience の西村さんがスピーチで尊敬する唯一の人、と話されてましたが、私も尊敬する人を聞かれたら、間違いなく1番に名前があがる方です。

未来を的確に予測する天才投資家という外面と、常に筋を通し、思いやりのある優しい人という内面、を色々な人の話の中で改めて感じました。たぶん、誰から見ても同じように映ってるんだろうな。

リッツカールトンのこじんまりとした会場で、仕事関連の人がほとんどおらず本当に大切な人だけを呼んだ素敵な披露宴でした。

ご結婚おめでとうございます!心から祝福してます!


Thursday, April 5, 2012

Whyから始めよう

schooの第一回の授業でケンスウさんが紹介していたTedが大変気づきの多い内容でした。


人を動かす強い力を持った商品、人、組織は全て  " Why → How → What " の順でコミュニケーションをとっている、という内容です。

例えば、アップルとその他のAV/PCメーカーのコミュニケーション。

多くのメーカーは「我々のコンピュータは素晴らしく 美しいデザインで簡単に使え ユーザフレンドリー ひとつ いかがですか?」と商品を売ります。

しかし、アップルのコミュニケーションはこうです。「我々のすることはすべて世界を変えるという信念で行っています、違う考え方に価値があると信じています。私たちが世界を変える手段は美しくデザインされ簡単に使えて親しみやすい製品です。こうして素晴らしいコンピュータができあがりました」

商品の機能性や便益よりも、思想・理念に対しての共感の方がブランドへの強い愛を生む。機能そのものよりも、思想まで含めた背景のストーリーに対しての共感がファンを作り出す。という内容です。


過去自分が所属した組織で、とてもよい形になっていた組織は全てWhy→How→Whatが明確だった。逆に、Whatが先に来ている組織には愛着が持てませんでした。自分が長く持っている製品もそうですし、憧れる人もそうです。


このすごくシンプルな考え方は私にとっては世界の見え方が大きく変わる大発見でした。


客観的事実よりも主観的な価値観が人を動かすという点においては強いインパクトを持つ。コミュニケーションにおいてfactから始めるのではなく、ヴィジョンや思想から始める方が、より強力に人を動かす。


コンサルティング会社にいた時はfactを積み重ね、客観的な事実、メッセージを抽出する訓練を積んできました。けれども、それは第三社のコンサルタントという立ち位置だったからだ、ということに今更ながら気付きました。当事者として、世の中に働きかける時にはやはりwhatからではなく、whyから始めないと。

年内には会社で人員を現状の3倍程度に増やす計画です。その中で、Whyの共有をいかに強固に持てるかが、歪みを起こさずに、全員が気持ちよく働きながら急成長を実現できるかの鍵になります。

このタイミングでこのTedに出会えたのは幸運でした。モリケン、ケンスウさんに感謝です。