Wednesday, November 2, 2011

「20代」という特別な時間

先日、誕生日を迎え27歳になった。24歳の時に、「安定的収入がなくても生きていけ、将来の不確実性をストレスなく受け入れられるのは20代までだろう」と思い事業を立ち上げることにした。そういう意味で、20代という年齢への意識は常に持ってきた。

最近は更に、色々な意味で「20代」という時間を大切にしないと、と思う。柔軟でクリエイティブな発想、無茶な頑張り、無知ゆえの若気の至り的な決断、これらはファンダーにとって大切な要素である一方で、「型」を覚えると失われていく(そして合理的で効率的なスキルを手に入れる)ものだと思う。多くの「大人」たちにあって感じた。

それは例外なく自分自身にも当てはまる。時間と経験を積み重ねる度に、器用になっていく。過去の経験と合理的な判断に頼るようになってきた。そうでない、言語化できない直感・肌感を選択する「腹決め」、がしづらくなってきた。

スポーツの世界の多くで、ベテランの選手が技術がどれだけあったとしても、若い選手が勢いでトップに立つように、ビジネスの世界でも若さのもつ価値はある。

Microsoft, Apple, Google, Facebook, Twitter, Zynga, と全てFounderは20代である。日本でもSoftbank, CA, Gree, Kakaku, Start Todayなど上場する主要なIT銘柄の半数以上が20代創業者だろう。

若い良さが残っている(と願う)ギリギリの歳、27歳。残り3年が自分に残された人生の全てだ、と思って全力で駆け抜けよう。