Wednesday, August 5, 2009

イノベーションを起こす9つの条件 Google

Google副社長のMarissa Mayerのspeechでの話です。
特に②、⑤、⑥、⑦、⑧が刺さりました


①どこ(誰)からでもアイディアは出てくる
製品に対するアイディアといのは、エンジニアだけから出るわけでもないし、プロダクトマネージャーだけから出るわけでもない。経理の人間にだってアイディアは出てくる。

そういったものを躊躇なく、皆が意見を出し合い、時には議論する。そういった文化が大切である。


②できる限り情報を開示せよ
自分のやっていること、やってきたこと、これからやることなど、できる限りの情報を開示せよ。そうすることで、誰が何の担当で、何をしているかが一目瞭然となり、問題が起きたときに誰にコンタクトを取れば最良かが明瞭になる。

また、情報を開示することで、意外な人からの賛同や協力を得られることがあるかもしれない。


③優秀な人材を採用せよ
どんなに経験を積んできたかよりも、今まさに優秀かどうかを判断し、採用せよ。


④夢を実現するための機会を与えよ
Googleでいう20%プロジェクトの話。Googleでは、全労働時間の20%をその人のやりたいことに充てることが推奨されている。そこから、新製品のアイディアが実物(デモ)となり、それが認められて開発されていったという製品も少なくない。

つまり、夢(やりたいこと)を実現するための機会を社員に与えよ、ということ。


⑤イノベーションは完全な形でなくていい
単純に完璧なものを求めるのではなくて、まずベータテストを実施し、ユーザーからの声を反映せよ。そうでないと自己満足的なものになってしまう。


⑥アイディアを出すならデータを示せ
アイディアを口に出すだけではなく、それによってユーザーがどれだけ増えるのか、ユーザーがどれだけ快適になるかなど、具体的なデータを示して説明せよ。


⑦クリエイティブな行為には制約をつけよ
時間を延ばしてパーフェクトなものを求めるよりも、時間内に作れたもののほうがクリエイティブなものが仕上がる。


⑧金ではなく、ユーザーのことを考えよ
金ばかりではなく、ユーザーのことを考えなければイノベーションは起こせない。


⑨失敗したプロジェクトは捨てずに活かせ
うまくいっていないプロジェクトはすぐに捨て、やめるのではなく、それを変えていく。どうしてダメになったかを考え、変形させていくことによって、ユーザーの望むものに変化していく。